ちょっと書いておかないと……(取り上げにくいテーマなんですが)。
タイトルのように「ひとりじめ」の売上の件なので、余り明るい話にはならないです。
と前置きした上で。
フラゲ日デイリー6位。発売日13位。今日19位(オリコン)。
という情勢です。
順位の推移自体はカッチョイイゼとか、最近だとBerryz工房の「21時までのシンデレラ」に近いのですが、同発のシングルの弱さが比較にならないので、枚数はまずい結果になりそう。初動で1万前後。累計で3〜4千積み上げるのがせいぜいと思います。この通りの結果だとすると、全般として売れていないハロプロとはいえ、二線級のレベルです。
とはいえ自分自身も、再三「聞いたけど記憶に残らなかった」「炭酸の抜けたような」「振り付けは良い」「詞は良いけど曲がコンサバ(保守的)」などと不評を述べていたわけでして……。
したがってえらそうにいえる立場でもなければ、不振に追い討ちを掛けたいつもりでもないのです。(かといって手の平を返したように、良曲です買ってねというキャンペーンも出来ないですが)
あ、先に注意報を。
という更新になります。
ちなみにこれ書いている最中にトイレの水が流れなくなりました。低地地方なので、大雨のため下水のキャパが足りなくなっているようなんです。困った。
さて、シングルが売れない理由として一般的に浮上するのは、大きく以下の3点ではないかと考えています。現実は現実として、ちょっと考えてみたいと思います。
最近のハロプロのCDは握手会の開催がつき物になってきており、美勇伝も前作では3会場の握手会で1万人前後を動員しました。それが無いことによる影響はあると思います。
また、握手会に限らずCDには何らかの特典がつくのが常態ですが、今回「ひとりじめ」は珍しく曲だけで売ったという形。前向きに考えると、歌手としての実力で勝負させて貰えたとも言えます。
さて、握手会自体はあくまでオプション。
ハロプロの今の形態の握手会イベント(シングルに参加件封入、大会場大人数で開催、客の拘束時間丸一日)を幾ら開催しても「他ヲタの流入」「現ヲタの複数買い」以外の効果は殆ど見込めず、握手会の有無は本質にあらず。あまり考えても仕方が無い部分ではあります。
構成メンバーの人気が大きく低下しているとすれば、売上の低下もやむを得ません。
さて、現状の美勇伝の大きな支持母体は石川ヲタですが、日々ヲタの数は僅かずつ減少しているとは思います(それは石川に限ったことでもなく長くやっている大抵のメンバーはそうですが)……が、この半年でそう大きく減ったという形跡はありません。石川ヲタは年長組では割合元気な方だと思っています。
ただ、石川の場合位置づけが「ピュアな歌手」という感じではないので、その辺の歩溜りが読めなかったりもするのですが。
三好と岡田に関しては、もともとがゼロからのスタートであり、増えていると思います。比率としてはまだまだ小さいと考えられますが、美勇伝が伸びるかどうかは、実はこの二人への依存が大きいところです。
ただしマクロで見て、モーニング娘。時代の石川梨華に対する熱意と同程度のものが、美勇伝の石川梨華にそのまま引き継がれているとは限らず、「美勇伝の石川」ヲタは「モーニング娘。の石川」ヲタよりも少ないかもしれません。
石川ヲタは多かれ少なかれモーニング娘。も好きであったと思うし、一時代を築いていたこともまた確か。卒業公演で燃え尽きたり、卒業してまたグループで活動という部分を消化できない人もいるでしょう。(自分自身引きずっている事は否定しません)
これは美勇伝が良いか悪いかというより、歴史の必然のようなものだと思います。
……「紫陽花」リリースの時点では既に卒業していますが、同条件(握手なし)の「カッチョイイゼ」と比較した場合について、上記の危惧も多少関係するかもしれません。
とはいえ、つまるところグループ活動にはメリットもデメリットもあるというところ。
ハロプロにおいてグループを組む理由は、第一には音楽の実現でしょう。そこで曲の力が強ければ、グループがメリット多きものと捉えられることになり、曲の力が弱いときには、逆にデメリットが多く浮かび上がるのではないかと考えます。
ということで、次の項目へ移っていきます。
※ここからは余談ですが、ユニットはどうしても各メンバーの旨みが寸断されるため、上手く購入者をやる気にさせられないと、各メンバーのヲタの人数よりもシングルが売れないことが発生します。
その例としては(一時ユニットなので美勇伝と比べるものでもないですが)、おけいさんと安倍なつみ、ROMANS、エコモニ。と松浦亜弥、そしてハロプロオールスターズなどが考えられます。
結局、ここに行き着いてしまいます。
自分の評価を別にしても、「ひとりじめ」が「紫陽花」に比べて、楽曲の力が高いとは言い難いと考えています。
以下はその前提で進めていきます。
シングルCDは基本的にヲタしか買わない製品だと思います。したがって、曲の力の有無はヒットの要因には中々ならないのですが、反面クラッシュの原因にはなり得ると考えます。
色々とWeb上を巡ったのですが、まず美勇伝のメンバー系、といっても多く見るのは石川系ですが、これらのサイトでは賛否両論ありました。それは普通だと思います。ただ、サイトを運営して曲の感想を書いているようなファンは、十中八九そのCDは購入するのではないでしょうか。贔屓目があります。
そこで曲の評価に関しては、その歌い手個人のヲタ以外の評価を聞くべきだと思っています。いわゆる「ハロプロDD」の層などの。
というところで、ここからますます話は後ろ向きに……。
今回それらの方のサイトを巡回していて、「ひとりじめ」に対する好評な意見を見ることは殆どありませんでした。(4アンテナ併用の巡回と情報サイトの掲示板・2chの狼くらいで、界隈の世論を全てカバーしているとは言い難いですけれど)
否、好評どころかリリースすら知られていないようです。触れられたのもハロコンで見た時くらい。ハロプロでは、他にコンサートがあったり細かいイベントが多くって多忙なのが現状ですし、テレビ出演も無いのでは余り省みられることは無いのでしょう。
「ひとりじめ」は、周辺に波及ができなかったのが大きかったのでは、と考えています……。
そういえば昨日PVを見ましたが、うーん、こちらも正直どうしようかと思いました。過去のが良かった反動もあるんでしょうけれど。
まぁ、確かに可愛いんですけど……ね。
3人が入れ替わり立ち代りにアップででてきたり、振り付けが細切れだったり、何を見せたいフィルムなのかが解りませんでした。目を引く特徴的な(エロスな)振り付けもわかりにくいです。(ダンスショットバージョンに入っているのでしょうけれど)
さて、ここまでネガティブな話に終始していますが、今回のリリースに関してはプロデューサーサイドも一種のテストケースとしてやりたいことをやっている感じがします(く♂サイト)。「ひとりじめ」は、曲はつまらないと自分は思っていますが、詞を読み込んでいくと、表現しようとしている世界は深いのです。
良曲かどうかは別としても、売れ線ではないバラードのリリースをするということ自体が評価であり、ハロプロにおける立ち位置は決して悪くない。握手会無しでリリースさせてもらえたことも、同様に高い評価を意味すると考えます。
また、このタイミングで事務所が見捨てるとか干すというのも考えにくい。その理由は、別に石川梨華が特別視されているからではなく(まぁある程度はされていると思いますけど)、現状において新たにユニットを興して美勇伝並みの売り上げをあげるようにするのは、非常に困難であるだろうから。
と、この辺で手のひらを返したように前向きに希望的になっていますが、売れていないのはやはり手痛い事です。
ただ近日中に5thシングルの発売も予定されている状況ですので、まずはそちら次第ということになるでしょう。
売れ無い理由が見えているというのは、ある意味良い。一番まずいのが、売れない理由がわからないけど売れなくなっている状態です。
美勇伝自体、始まってまだ1年ですしね。
この辺で、仙道君(スラムダンク)のAAを貼ってまるく収めようかなとか言う感じです。
こういうやつ。
「コミケ」
明日はコミケに行ってきます。行ってくるというか販売してます。相方の席です。
ちなみに制作には関わっておらず「みやびちゃんみやびちゃん」「れいにゃああああああああああ」と要求紛いをしていただけですが。
あと、色々見て回ってくるつもりなので、カップリングの動向などやる気満々のレポを書く予定です(誰も見ねー)。
希望同人ワード:「りかみき」「電柱の陰から柴田あゆみ」「さゆえり」「れいにゃ」「みやびちゃん」「洗濯板」
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本文で時間かかりすぎたので、次回とします。すみません。